バンクーバー支部との交流会――カナダ旅行 No.3 再会編
平成17年 10月19日〜24日
バンクーバーの旅
 再会編(1)

   
高槻支部長 前内氏とバンクーバーの内藤氏 中等部で同窓、実に62年ぶりの再会であった。

≪前内 宏文 (S24 高等卒)のコメント≫

二つ向こうのテーブルに座っていた内藤君が自己紹介を始めたときは、二人とも62年目の再会とは気付きませんでした。
7歳のとき日本語習得のためお母さんと日本へ帰国し、神戸の小学校を卒業して、昭和18年関学中学部へ入学したという。「?僕も18年やけど、何組でした?」「D組です」「?僕もD組やったけど・・」―――互いに歩みよって握手をしながら、記憶のフイルムを巻き戻し・・やがて互いに中学生時代の面影を発見し、あらためて感激の堅い握手をかわしました。
彼は翌年の春、疎開のため両親の郷里、和歌山の中学へ転校し、戦後昭和28年にバンクーバーへ帰国した。
今、改めてこの写真の内藤君の表情をみますと「太平洋戦争末期、関学で過ごした思い出」は私以上に鮮烈な思い出なのかも知れません。


 再会編(2)
  
      高槻支部 奥村氏とバンクーバー支部 吉井副支部長  半世紀ぶりの再会

≪奥村 栄敏氏(S30、商卒)のコメント≫

高槻支部メンバーを中心としたカナダ旅行は、ここを永住の地と定めている同期生吉井さんと約半世紀ぶりに会うことが出来、私にとってはバンクーバー周辺の素晴らしい景観と共に、終生忘れ得ない旅行となりました。
昭和30年商学部を卒業した彼は若くして一念発起ブラジルへ移民船で渡航、その後在伯約30年、成功裡に家族3人で帰国されたが所詮コスモポリタン一家にとっては狭くてコセコセした日本は無理、再移民予定先数カ国のなかからカナダを選んだのは正解だった、とかって彼が云っていたのを今回の旅行で実地検証することが出来た次第です。
 吉井邸はバンクーバーの東郊バーナビーでイタリア人の設計による瀟洒な邸宅で、広い庭には多数の花木果樹野菜等を植えており、庭で収穫した梅、らっきょう等をつけこんで保存、地階にはこれらの貯蔵品でいっぱいである。
バンクーバー支部はゴードン門田支部長のもと、山中、吉井両副支部長の名コンビが活発な支部活動の源泉となっている感じ、毎秋お二人は松茸採りに出掛けられるが、その行程たるや、車でゆうに500キロを走破するらしく、流石にカナダはレジャーひとつとってもスケールが大きい。
近頃は年をとるにつれて、お互いに関心が健康のことが中心で情けない限りですが、医療先進国のカナダに住んでおられるのだから、何時までも元気でご家族、そして支部のためにも、いつまでも活動されるよう希望します。

 再会編 (3)

坂口さんと井田(旧姓田中さん)  42年ぶりの再会
≪阪口 茂一氏(S37、法卒)のコメント≫
 
 バンクーバー支部との交流会での自己紹介で自動車部に入部していたことを言うと、私も入部していたとのこと、わたしが1回生のとき3回生の先輩で旧姓田中さんと聞き45年ぶりの再会でびっくり、お互いの歳も忘れて大はしゃぎしました。この旅行の忘れられない思い出です。